第2回

日時:2020年7月19日(日) 10:30-13:00

 

ウィニコットの『遊ぶこと』について考える

 

講師 上田 勝久

 



周知のとおり、ウィニコットが語る精神分析および精神療法の治療機序は「遊べない患者」を「遊べる」ようにすることにある。「遊ぶこと」は内と外、空想と現実、私(me)と私でないもの(not-me)といった対極的な事柄が一様におさめられ、その力動的緊張が遊ばれている可能性空間において成立する事態である。それはたえずふたつ以上の事柄や領域を行き交う動きを意味している。

では、この「遊べること」は臨床状況においてはどのような形で現れるのだろうか。逆に「遊べない」とはどのような臨床像を指しているのだろうか。「遊ぶこと」について、理論と臨床素材をミックスさせながら検討していきたい。

 

★参考テキスト

D.W.ウィニコット著/橋本雅雄訳(1979) 『遊ぶことと現実』 岩崎学術出版社

 

上田 勝久 Ueda, Katsuhisa

臨床心理士・公認心理師

所属:兵庫教育大学

著書:『心的交流の起こる場所-心理療法における行き詰まりと治療機序をめぐって』(金剛出版)

訳書:D.メルツァー『精神分析と美』(みすず書房)


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