第4回

日時:2020年11月15日(日) 10:30-13:00

 

難精神分析的ジェンダー論への序章-ジェシカベンジャミンを中心に

 

講師 北村 婦美



いま私たち臨床家のもとを訪れる人たちは、従来の男性性、女性性の枠組みがさまざまな意味で大きく揺らぐ時代を生きています。けれども現代の精神分析的臨床においてそれをどうとらえ、そうした方々の語りをどう受け止めるのかを、日本の専門家集団の中で検討しあう機会はあまりなかったのではないでしょうか。

本講ではフロイトに始まる精神分析が、社会とのインタラクションの中でこれまで男性性、女性性といったテーマをどのように扱ってきたのかを振り返り、その一つの到達点としてジェシカ・ベンジャミンの論を紹介し、それがrelational turn(関係性への転回)と呼ばれる思潮にどのように寄与したのかを見てゆきます。

 

★参考テキスト

ジェシカ・ベンジャミン著/北村婦美訳(2018) 『他者の影』 みすず書房 

 

北村 婦美 Kitamura, Fumi

精神科医・臨床心理士

所属:東洞院心理療法オフィス/太子道診療所

訳書:N. マックウィリアムズ『パーソナリティ障害の診断と治療』共訳

   N.シミントン『分析の経験-フロイトから対象関係論へ』共訳

   D.N.スターン『母親になるということ』(創元社)他多数


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