2018年6月3日(日)

②精神医学的診断と心理力動的評価

講師:Sherry Katz-Bearnot



患者に対して十分な時間や頻度を取れないといった、最良とは言い難い治療状況において、

精神分析的心理療法家の持つ独自の訓練と理解の融合は、いかにしてより良いケアを提供しうるだろうか?

治療の焦点をどこに当てるか、そして精神分析的な治療設定になっていない状況においても、

精神分析的・心理力動的な知識をどのように活かすことができるのかについてのガイドラインを考える。

例えば、患者に服薬意識を高めてもらう、CBT(認知行動療法)のホームワークをしてもらう、

そしていつ、どのようにして家族を治療に参加してもらうかということを決めるのに、治療者の力動的理解を活かすことができる。

またいつ、どのような状況では治療抵抗の内容を直接取り上げずに回避すべきか、という判断にも力動的理解を活用できると考える。