第5回

日時:2021年11月14日(日) 10:30-13:00

精神分析的プラクティスの歴史

――過去の分析家は治療的困難をどう乗り越えてきたのか


講 師 北村 隆人

(東洞院心理療法オフィス/太子道診療所精神神経科/京都民医連中央病院子ども心療科)


精神分析の歴史は、治療的困難を乗り越えるために積み重ねられてきた臨床的工夫と理論的更新の歴史としてとらえられる。痛みに触れることを頑なに回避する人。治療者の介入を攻撃と受け取る人。感じ取る力にハンディキャップを抱えている人。そのような人たちの心に触れることをあきらめなかった分析家たちは、その困難をどうやって乗り越え,そして精神分析理論をどのように更新してきたのだろうか。今回のレクチャーでは、フロイトから現代に至るまでの精神分析の歴史的展開をあらためて概観し、治療的困難に直面し、それを乗り越えようとしてきた彼らの苦闘の跡から、私たちの日常臨床に役立つヒントを見出すことを試みる。

 

参考文献:北村隆人著『共感と精神分析――心理歴史学的研究』(みすず書房)


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